6〜7月に白色の美しい花を咲かせます。北海道〜九州、千島、中国、サハリンなどに分布します。湿原の全域に多数の個体が生育しています。県内では他に成東東金湿原、利根川河川敷に少数の生育が知られています。葉は茎に互生し、下方の4-6枚の葉は大型で、上方に行くに従って小さくなります。茎の上部に花穂をつけ、下から順番に咲き上がります。中には1mを超える高さになる株も存在します。土壌中の特別の菌類と共生していることが知られていて、移植をしても繁殖することはできません。
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