コシンジュガヤ

Scleria parvula

カヤツリグサ科 県重要保護

 草丈30〜40㎝の多年草で、低地〜山地の湿地に生育します。多古光湿原では、隣接する水田に近い日当たりの良い場所に少数の個体が生育します。地下茎は短く、数本の地上茎を叢生します。葉は細長く、葉鞘には広い翼があります。茎の上部に疎らに3〜4個の小穂をつけ、頂上には雄花を、そのすぐ下に雌花をつけます。果実は熟すると白色の光沢のある球形になり、真珠を思わせるところから名付けられたようです。本州〜九州、朝鮮、中国、シベリアに分布します。

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